メモを取る

読書感想文を書くコツのひとつとして、メモを取りながら本を読むという方法があります。何故メモを取るかというと、それは感動したところや、気になったところを忘れないようにするためです。

人間はそれほど記憶力がいいわけではありませんので、１冊の本を読み終えた時に、そのすべての内容を覚えているわけではありません。よほど強烈な印象を与えられた場面や台詞でもない限り、ほとんど忘れていってしまうものです。

しかし、実際には１冊の本を読んでいる途中では、色々な場面で面白いと思ったり、ちょっと感動したりしているはずなのです。そのちょっとした印象や場面に出くわした時に、メモを取っておくのです。そうすれば、いざ読書感想文を書き始めようとした時に、あれこれと思い出す作業の手間が省けます。

何故なら、メモの数だけ書くネタがあるのですから。メモをする時には、自分が印象に残った場面の設定や台詞などの他に、「何故そう思ったのか」ということもメモしておきましょう。

実は、これが読書感想文の核心的な部分となるのです。自分がその瞬間に感じたことをメモしておくことによって、後になってからでもその時の感動を思い出しやすくなります。そうなれば、後はそれらの感情を文章にしていくのみです。こうすれば、非常に楽に読書感想文が完成すると思います。